矯正について

一般矯正と歯列育成矯正の違い

一般矯正と歯列育成矯正は、両方とも歯並びを改善するための矯正治療ですが、治療対象や方法に違いがあります。

一般矯正は、すでに生え揃っている永久歯に対して行われる治療で、特に前歯が突出していたり、歯並びが乱れている場合に行われます。ブラケットやワイヤーなどの矯正器具を使用し、歯を引っ張って動かしていくことで、歯並びを整えます。

一方、歯列育成矯正は、まだ生え揃っていない乳歯や永久歯が生え揃っている前期の治療に行われます。歯列育成矯正では、顎の成長や顎の大きさをコントロールすることで、歯並びを整える治療法です。この治療法では、顎の成長を促進するためにマウスピースやアプライアンスなどを使用することが一般的です。

つまり、一般矯正は歯を動かすことで歯並びを整える治療で、歯列育成矯正は顎の成長をコントロールして歯並びを整える治療です。どちらの治療法が必要かは、患者さんの状態によって異なりますので、歯科医師に相談することが大切です。

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